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x only シビレましたぁ…同化されましたぁ…第1夜

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シビレましたぁ…同化されましたぁ…第1夜



相互リンクして頂いております
戦隊を中心とした特撮ヒロインのイラストやSSを掲載されている
『THE ICBM』の管理人サワキ様から、なんとぉ!!
わたくし xsylphyx の創作『Hacker』の続きになるSSを頂きましたぁ!!
さすが多くのヒロインモノSSをお書きになられているサワキ様 凄いです。
ご馳走です。堪能させて頂きました。
オススメです是非食べて下さい。残さず食べて下さい。ゼッタイ食べて下さい。
食後に一言お願いしますね

ホントは一度に全部、食べて頂きたいのですが
じっくりと時間をかけてみなさんを悪のシモベに…
って冗談ですけどw 3回に分けて掲載させて頂きます
本日はその弟1夜

サワキ様作『 Hacker 2 』 弟1夜 どうぞごゆっくり召し上がり下さい。





Hacker 2


「飛鳥クン、異常はないかね?」

 指令室に顔を出した結城飛鳥を見るなり、左近はきいた。
「はい、左近博士、昨日はワガママを言ってしまいすいませんでした。――みなさんは?」
「ああ、みんなは十五時から戦闘訓練だ。それより――」
 壁に埋め込まれた電子レンジのような扉を博士が開けると、収められていた変身ブレスを取り出す。

「はい、昨日のうちに、システムチェックと破損箇所の修復を行っておいたから、もう使える筈だ」
「わかりました。私の為にわざわざ申し訳ありません」
 深々とお辞儀をする飛鳥に、左近はハンカチで額を拭く。

「いや、いつも君たちを危険な目に遭わせているんだ。これぐらいのことはなんでもない。それより、
何にもなかったな。昨日からは?」
「はい」顔を上げると、ブレスを受け取り少し笑顔を浮かべて応える。「まったく問題ありません、ぴ
んぴんしてますよ!」
「そうか、じゃあ、今日のうちに、メディカルチェックを――」
 言いかけた左近の言葉を遮るように、壁にすえつけられた赤色灯が回転を始めた。

 中央警戒管制システム情報――ハッカーの出現と、出現場所についての情報が、いつもと同じ調子の
電子音声で流れ、ブレスを手にした飛鳥が弾かれるように指令室から出て行った。

「あなたは出せないわ」
 平井和希は飛鳥の姿を見るなり告げた。
「大丈夫です、リーダー」
 現場近くの雑居ビルと雑居ビルの谷間――訓練を中断して出動した三人と、現場で合流した飛鳥――

「あなたー―飛鳥ちゃん、あなたは昨日敵にスーツを乗っ取られて操られたわ。あのときはレッドが間
一髪食い止めたから良かったようなものの……」
「大丈夫です」飛鳥は平静そのものといった口調で言った。
 マスクに包まれた顔は見えないが、その精悍なデザイン以上に冴えた表情をしていることだろうと、
和希は見て取った。
「私は、正常です。左近博士も、ブレスのメンテナンスは完了したと言っていました。何も問題ありま
せん」
「それなら」話が終わらないうちに、和希は返した。「あなたには予備戦力として、ここに待機しても
らいます。私とレッドとブルーで出て、必要に応じてあなたには出動して貰います。必要時期について
は、私が命令する時とします。待機中に、あなたの持つ権限はに自衛権の行使のみ」
 そう告げると、背後に待機するレッド、ブルーに目配せを送る。返してピンクを見つめた。
「これは、シンクロイエロー、シンクロナイツのリーダーとしての命令です――さあ、状況開始!」

 言い切って、物陰から出て行く。長い槍を手にした彼女は、眉をひそめていた。飛鳥の話し方が何か
変だった。あの子はもっと、舌足らずな物言いをする筈なのに――いつもはもっと、こんな命令を下す
と、感情的に声をあげる筈なのに――今日は、命令に対して、ゆっくりと頷いただけだった。



 アスファルトの地面がぶるぶると震えている。空気を叩く音が周囲のビルを揺らし、一部の窓にヒビ
を入れている。振動に、目の前のビルに上から下へ据え付けられた排水パイプが外れて汚水が地面に落
ちた。人々の悲鳴が届き、表通りに逃げる人影が見える。
<時間だ…>
 黒い瞳が、銀色の光を放っている。少女は、シルバーとピンクを基調にしたシンクロスーツをまとい
、マスクを装着していた。銀色のベルトには大きなバックルと銃が装備されている。身体に合わせたス
ーツは、その女優を思わせる体形を、損なうこともなく強調することもなく、身体とシンクロしていた

「ハッカーキング様、仰せのままに……」
 ビルの壁にこびり付いた染みが少しずつ大きくなり、色が濁りも艶もない黒い円となり、その中央に
巨大な目玉が現れる……
<解っておるな……>
「ハッ!」
 少女――シンクロピンク・結城飛鳥は立ち上がると、右手を胸の前にやり目の前へ大きく掲げた。ぱ
っと紫色の光が彼女を包むと、白い部分がグレーまたは黒へと変容をはじめた。シルバーは磨きの掛か
った色となっていく。ピンクはより濃い色となり、その身体を包み込む。プリント基板や、何か古代文
明の紋章を思わせる模様が、色の裏側に透けて見えた。
<こたえてみよ。結城飛鳥、今日のキミに課せられた使命を……>
「はい、ハッカーキング様。シンクロイエローに精神コントロール装置を着けることです」
<宜しい――手を出すのだ>
 言われるがままに、手を出した飛鳥の手の中に黒いブロックのようなものが形を作った。
<さあいくのだ…シンクロ……いや、ハッカーピンクよ>

 警察が対ハッカー用に最近装備した装甲車――それをハッカー獣がターゲットにしたのだった。パー
ツの浸透した装甲車の機関銃がシンクロナイツに向けて吼えた。ブルーが素早い動きでそれを破壊し、
レッドがキャタピラをレーザーで打ち抜いた。
 その場で停止した装甲車を越えて、ハッカー獣へ飛び出す。そのとき、和希は装甲車に背中を向けて
しまった。一瞬の油断、一瞬の死角、そこでその装甲車の内部から戦車を思わせる大口径砲が飛び出す
。砲身からはそのまま初弾が放たれた。空気を振るわせるブラストを、とっさに逃げたシンクロイエロ
ー。今度は振り返りながら、ハッカー獣に背中を向けた。
 ハッカー獣のレーザーはシンクロスーツを撃ち抜く。地面に降りたイエローは右腕に手をやった。痛
みはしない。だが…アスファルトの地面に血がポタポタと滴った。
「和希! 逃げて!」
「ここはわたしたちに任せて!」
 鋭い金属の音、イエローへ向けて放たれた二回目の砲撃を、間に入ったシンクロブルーのバリアが弾
きかえす。ハッカー獣へソードを振り下ろすシンクロレッドの姿が見えた。
「みんなも、さっさと逃げて!」
 謝罪は後ですればいい。今のままじゃ無理だ。ドスッと音が鳴り三回目の砲撃。バリアは鋭い音をた
てて砲弾を弾きかえす。振り返るブルーに、その負荷が解る。
「わかってますから、さっさとピンクと一緒に逃げてください」
 表面に電気が走ると、青いバリアは消散してしまう。この技は、シンクロブルーのエネルギーを消耗
させる。ゆっくりと銃を構える彼女、相手の主砲とは比べ物にならない。
「ごめん――!」
 和希は立ち上がり、猫背になる。ちくっと傷口に触れる痛みがある。たちまち貧血のような感覚がす
る。今は一先ず反対の手で止血をしながら、再度に状況を確認すると、空中へ飛び出した。四回目の砲
撃は、シンクロイエローに砲の照準を連動させていた。だが、無誘導の砲弾は、和希の動きについてい
けず、ビルにめり込み、激しい破砕音をたてた。
「ピンク――飛鳥!」
 予備戦力の投入等、和希ははじめから考えていない。戦力の逐次投入などするぐらいなら、はじめか
ら戦列に並べている。プロとして、シンクロナイツのリーダーとして、高校生の飛鳥を死地に赴かせる
つもりは彼女には無かった。
「あれ……シンクロピンク、どこへ行ったの?!」
 程なく、待機場所に戻った和希はあがった息を整えながら辺りを見回す。激しい動きにも関わらず出
血が増えることはなかったが、貧血の感覚はそのままだった。
「ここよ! シンクロイエロー!」
 和希は見上げた。排水パイプが折れて反対側のビルへ橋渡しされていた。その上にある人影が、逆光
になって見えた。
「あなた……さっさとおりてきて! 移動よ!」
 彼女の言うとおり、シンクロピンクは軽い足取りで地面へと降り立った。逆光から徐々に姿が見えて
くる。和希はそのとき息を呑んだ。いつもと違う何かを感じた。あのときの何かが、今目の前で殺気の
ようなものを孕んでいる――
「さっさと移動するわよ、ピンク――」
「ねぇ…リーダー、解っているんでしょう?」
 スーツの白い部分は濁り、模様は光沢はいつもと異なっていた。艶そのものは失われていないが、そ
こから見えるものは白というより、黒だった。



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コメント

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前菜からいい味出していますね。
イエローをどのように落として行くのか、次が待ち遠しいです

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

わざわざアップありがとうございます。
こうしてみると、盛大に誤字脱字だらけですねw
続きもお願いします

ありがとうございます

metchyさん
ありがとうございます
きっと喜んで頂けると思いますですハイw

サワキさん
ホントに素晴らしいお料理ありがとうございました
もし、お気になる箇所がおありでしたら
仰って下さいませ。
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