花束
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とりあえず…



いろいろ創作したいなぁと思うのですが
これがなかなかでして…

でも何もお出ししない訳にも行かず
随分前に創作して放置していたお料理を小出しに…(汗
少々異質なお料理かと思いますが、召し上がって頂ければと思います。







インセクター - 1 -



私は地球連合軍極東支部所属のパイロット柳生禮(やぎゅう れい)。
本来宇宙空間で作業するために開発された人型重機を軍用兵器に転用したMS(メタルソルジャー)を操り、半年前、突如現れたインベーダーと戦っている。
私たちがインベーダーと呼称しているそれらについての詳細は分かっていない。
分かっていることは巨大な昆虫を思わせる姿をしていること。
襲った人間を自分たちの巣に持ち帰ること。
生命活動が停止すると緑色の炎を上げて燃え、跡形もなくなること。
それ以外のことは全く分かっていない。



私は灰色の部屋のベッドで目を醒ました。
どのくらい意識を失っていたのだろう…
インベーダーの迎撃に出た私たちは、巨大な角を持つ黒いインベーダーと遭遇した。
カブトムシに似た姿をしている初めて見るタイプのインベーダー。
攻撃を全く受け付けないその敵に、仲間は次々撃墜され、最後まで残った私も…
私は少し前の記憶を思い出しながら、少し違和感を感じる額に触れようと手を動かした。
ん?…
これは…
私は寝転んだまま、何もない空間に手を伸ばし、自分の腕を見つめる。
黒…
ゆっくりと上体を起こした私は、自分の体を確認する。
すると首から下のすべてが、腕と同じ漆黒で覆われている。
艶のある見たこともない素材。
コーティングしたように、体にピタリとはりついているのか摘むことが出来ない。
けど体を動かすと、それは伸縮して動作の妨げにならない。
ゴム…
ラテックス製のスーツか…
どうしてこんな物を…
それに…
ここはどこの施設だろう…
そんなことを考えながら、私はベッドを離れて部屋の中を調べはじめた。
窓も扉もない艶のないツルツルした壁。
軽く叩いてみたが音もしない。
ホントにここはどこなの…
イッ…
こめかみに痛みを感じ、私は漆黒のスーツに気をとられて忘れていた額の違和感を思い出した。
これは…
なに…
指で触れると何かが額に嵌っている。
嵌っていると言うよりは…
私は見えないそれを手で触れながら、それが何かをイメージする。
これ…
何か生物のよう…
半円状の丸みを帯びた何かが額に張り付き、脚のような物が私の頭を鷲づかみにするように伸びている。
なによこれ…
私はそれを取り外そうと試みたが、それは外れそうにない。
なのに、それに気付かないかもしれないくらい、自然に私の額に張り付いている。
どうして…
どうしてこんなことを…
いまは手を取り合って、インベーダーと戦わなければならないときなのに…
一体どこの国が、何の目的でこんなことを…
所属している地球連合軍とは名ばかり。
こんな状況下でも自国の技術力、軍事力を高めようとする国が多い。
撃墜された他国のMSの残骸を回収し、技術を盗み合っている。
現に私たちも、撃墜された某国のMSの残骸を回収する命令を受けたことがある。
そのこともあって、私は撃墜された機体と一緒に、どこかの国に回収されたのだと思った。
こんなことをしてる場合じゃないのに…
どうして気付かないの…
いっそのこと…
インベーダーに支配されてしまえば…
何気に恐ろしいことを考えている自分に私は気付いていなかった。



しばらく調査をして、何も得ることが出来なかった私は、大人しくベッドに横になっていた。
すると突然壁の一部が白く輝き、そこに黒い鎧を纏った人が佇んでいた。
人…
違う…
あれは…
私や仲間を難なく撃墜した黒いインベーダーと同じ姿をしている。
あのインベーダーなの……
インベーダーに関する知識や情報を持たない私は戸惑った。
まさかここはインベーダーの巣…
カブトムシを思わせる黒いインベーダーが私に近づいてくる。
鋭く尖った棘や爪の生えた3対の脚を持ち、その1対で人と同じように直立し、二足歩行している。
頭部にある巨大な角の周囲に目と思われる紅い光点、鋭い鋏角が生えた口、それと触角が存在する。
まさか…
これがインベーダーの正体…
私が呆然としていると頭に音が響く。
我に返った私は、黒いインベーダーを注意深く観察する。
すると口の鋏角がこすれ、カチカチ音がしたような気がすると頭の中に言葉が響いてきた。
エッ…
≪目が覚めたようだな≫
確かにそう聞こえた。
≪我はインセクター≫
インセクター…
それがインベーダーの名前…
≪マインドスパイーダを通して聞こえているだろう≫
マインド…
スパイーダ…
額のこれ…
のこと…
私は額に張り付いているそれに触れた。
≪そうだ それがマインドスパイーダだ≫




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