花束
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11月最初の創作料理は!!


ずっと嵌まりっぱなしのあの作品を創作しました。
勿論!「魔法機動ジャスリオン」です!!

相互リンクして頂いております『舞方雅人の趣味の世界』様で
管理人の舞方様が執筆されたジャスリオン二次創作に触発されて
抑えきれずにやっちゃいましたw
『舞方雅人の趣味の世界』様でも公開して頂けることになっているのですが
『x only』では一足お先にお召し上がり頂こうとならべさせて頂きました。

それでは
魔法機動ジャスリオン
  第三話『綾が失踪? 卑劣なエロジーム!』
どうぞご賞味下さいませ。




第三話『綾が失踪? 卑劣なエロジーム!』


「やっほ!! 海だぁ!! 海と言えば海の家? やきそば食べ行くぞぉ!!」
「千尋ったら、着いたばかりなのにもう食べるの?
  やきそばか… でもその言葉を聞くと食べたくなってきたような…」

雷純玲(いかずち すみれ)と山咲千尋(やまさき ちひろ)は一足先に浜辺に出ていた。
そしてなぜか、腰に手をやり海に向かって話をしている奇妙な2人。

「でも、軽く小腹を空かせてから食べるやきそば、いいと思わない?」
「おっ! スミスミいいこと言うねェ? んじゃ、かる?く」
「コラァ?少女たち! 海に入る前には準備体操するんだぞ」

惚れ惚れするような美乳、羨ましいほどくびれたウエスト
キュッと締まったヒップの持ち主が、その抜群のスタイルを自慢するかのような
黒のビキニで2人と海の間に割り込み、意味無く髪をかきあげセクシーなポーズを決めている。

「ま、真奈美先生… その体にビキニ…ですか……
  それにポーズまで… 引率だから目立たないようにするって言ってたのに…」
「ホントあんまりですよ、真奈美先生? 視線を独占するなんて…許せません!!」

千尋が真奈美の横に並び、同じように黒髪をかきあげて
唯一真奈美に対抗できるであろう胸を強調したポーズを決めていた。

「ちょっと、先生はやめてよ 今日はお友達ってことで真奈美さんでどう?」

純玲、綾、千尋、そして3人の担任教師である
大河内真奈美(おおこうち まなみ)は夏の海に来ていた。
なぜ担任の真奈美が3人と一緒に海に来ているのか?
それは綾と真奈美が従姉妹で、一人暮らしの真奈美は週末になると
叔母である綾の母親の手料理を食べに綾の家を訪れていた。
そのとき3人が海水浴に行くことを耳にした真奈美は
引率とかこつけて無理やり同行して来たのだった。

「ち、千尋まで…
  もう! 2人ともやめてよォ、注目のマトになってるって!!
   …あれ? そう言えば、真奈美先生 綾は一緒じゃないんですか?」
「えっ? 綾なら純玲ちゃんの後ろに居るじゃない」

音も無く純玲の背後に現れた綾は
もじもじと周囲の目を気にしながらTシャツに短パン姿で立っていた。

「あれ? アヤアヤどうして水着じゃないの? もしかして、水着忘れた?」

千尋の質問に綾は紅くなり小さく首を振る。

「ま、まさか、綾 恥ずかしいの?」

純玲の言葉に綾は小さく頷いた。

「ハハッ アヤアヤ みんな水着なんだから、恥ずかしくないって」
「そうよ わたしほどじゃないけど、綾もスタイルいいんだし」
「真奈美先生… それ、説得になってないと思いますけど…
  でも、綾が脱げないって言うなら仕方ないよね…」

目配せした3人の目が怪しい輝きを見せる。

「山咲さん、雷さん 巻雲さんが着ている邪魔な物をひっぺがしなさい!!」
「ハイ! 先生!!」
「エッ!? 止めて…止めてったら…」

綾の抵抗空しく、Tシャツと短パンが千尋と純玲によって奪い取られた。
そして露になった綾の姿に3人は凍りつく。

「こ、これ……ちょっと危ないよね…」
「アヤアヤ…そ、それは……ス…ス…スク…」
「あ、綾、その水着は危険すぎるわ
  どうしてわたしが買ってきてあげた水着を着ないのよ!」
「だ、だって、真奈ちゃんがくれた水着……恥ずかしくて…」

綾の視線は真奈美の黒いビキニに向けられていた。

「ま、まさか、これと同じ黒のビキニ?」

綾の目線の先を見やった純玲が恐る恐る言葉を口にすると
目線を逸らした綾は小さく頷いた。

「い、いや、アヤアヤ… 確かに真奈美さんのビキニ、羨ましいくらい凄いけど
  その水着の方が、ある意味… それに真奈美さん以上に視線を独占してるし…」

通り過ぎる子連れの父親、カップルの彼氏などがチラチラと横目で綾を見やり
それに気付いたパートナーと言い争う声が多くなり始めていた。

「確かに…スク水はダメね 代わりの水着を何とかしないと…」

考えを巡らせる真奈美の視線が剥ぎ取ったシャツを綾に着せている千尋で止まった。

「千尋ちゃん スタイルいいよね  きっと黒のビキニが似合うと思うなぁ」

真奈美の邪悪な言葉が千尋の心を手繰り寄せる。

「エッ! そうですかw」
「その綺麗な黒髪に白い肌 貴女にピンクの花柄は似合わない」

真奈美は千尋に近づき、耳元で悪魔のように囁く。

「3人の中で、わたしのパートナーを任せられるのは千尋ちゃんだけ…
  どう? 一緒に素敵な出会いをゲットしてみない?」

日ごろから彼氏が欲しいとぶっちゃいている千尋には効果的な一言だった。

「で、出会い…とは……か、彼氏が…………………
  ア、アヤアヤさ、持ってきた黒のビキニ、わたしに貸してくれないかナ
   で、スク水やめて、わたしの水着に着替えた方がよくなぁい?」

悪魔に魅入られた千尋が虚ろな眼で綾に言い寄る。

「うんうん それがいいわ 綾、千尋ちゃんの水着を貸して貰いなさい
  スク水を学校以外で着用するのは危険すぎる行為だから」
「う、うん… 千尋ちゃんがいいなら…」
「もちろん問題ないですよォ!」
「ひ、ひどい…ひどすぎるよ……この人…悪魔だ…
  背中に黒い羽根が…お尻に尖った尻尾が見える……」
「ん? 純玲ちゃん 何か言った?」

自分を見やり微笑む真奈美に恐怖を覚えた純玲は無意識に半歩退いていた。

「い、いえ、何も… いい考えだと…思います…」


そんな4人のやりとりを見つめる目があった。

「ヒヒッ… ヒィヒッヒッヒッヒッ… あの4人、手ごろじゃわい」

岬の崖の上に立っている廃墟としか思えない洋館。
その一室から白衣を着た老人が無機質な黒い筒を通して浜辺の4人を眺め見ていた。


「アヤアヤ サイズどう?」
「う、うん 大丈夫みたい… 千尋ちゃん先に行ってて」
「わかった ドリンクはホントに冷やしあめでいいの? 注文しとくよ」
「うん ありがとう」

黒いビキニに着替えを終えた千尋が更衣室を去り
しばらくすると綾が個室から出て来た。

「千尋ちゃんの水着でも……恥ずかしいな…」

大人しい感じのワンピースだったが足回りのカットは深く、綾には十分抵抗があった。

「やっぱりさっきの水着で…  キャッ!」

個室に戻ってスク水に着替えようとした綾は
白いパーカーにサングラスを掛けた女性とぶつかり、尻餅をついて転んだ。

「あっ すみません…わたしがよそ見してたから…」
「クス… わたしは大丈夫よ それより貴女の方が怪我しなかった?」
「…………は、はい 大丈夫ですっ」

心に響く美しい声。
なぜか綾は、直ぐに返事を返せなかった。

「あら?」
「えっ? なん…ですか…」

女性はサングラスをとり、じっと綾の瞳を覗き込んだ。

「これの所為かしら 貴女の瞳に受難が見える」
「エェ… 受難?」
「何かよくない事が起こる? 起きた?
  どっちにしても気をつけたほうがいいかも…
   あっ、ゴメンなさい 初対面でいきなりなりこんな事を」
「い、いえ、あのぉ…占いか何かを…」
「ちょっと趣味程度に…ね  貴女、占いに興味あるの?」
「はい!」
「だったら今度、わたしのお店に寄ってみて
  お友達になれた貴女… クスッ…お名前聞いてもいいかしら?」
「えっ、お友達?  は、はい 綾です 巻雲綾です」
「綾ちゃんか… わたしはユリよ お店に来てくれたら、ただで何でも占ってあげる」

床に座ったままの綾は手を差し伸べてくれたユリの手を掴んで立ち上がる。

「綺麗なブレスレットですね」

ユリの手首で優しく輝いている水晶の珠で出来たブレスレットのことを綾は何気なしに口にした。

「あぁこれ? これは… あ、そうだ このお守りを持っているといいわ」
「そ、そんな、ダメですよ」
「気にしなくていいわよ 今度お店に来たときに、返してくれたらいいから」

ユリは一方の手からブレスレットを外すと、綾の手首に嵌めた。

「綺麗… ホントにお借りしていいんですか?」
「クスクス… どうしてかなぁ、綾ちゃんといると楽しい気分になれるのよ
  だから、気にしないで持ってて」

優しく微笑みかけるユリに綾も不思議な安心感を抱いた。

「はい それじゃ 少しの間、お借りします ユリさん」
「どうぞどうぞ それとこれ、わたしのお店の住所と電話番号、携帯のメアドね」
「あぁ、ここなら学校の帰りに寄れます  あとでわたしの携帯からメール送ります」
「ありがとう、それじゃ綾ちゃん 気をつけてね」
「はい ユリさんもお気をつけて」

手を振ってユリを見送った綾は
ユリから借りたブレスレットを光にかざして眺め見ていた。

「綺麗な水晶… 通り抜けてくる光…なんだか温かくて気持ちが安らいでくる」

しばらくじっと、光を眺め見て佇んでいた綾の耳に、怪しく不気味な笑い声が聞こえてきた。

「ヒィヒッヒッヒッヒッ…」
「エッ?」
「ヒィヒッヒッヒッヒッ… ワシの館に招待してやろうかの」
「エェ…だ、だれ…ですか……   キャアァァ!」

キョロキョロと周りを見渡していると足元が紅く輝き
丸い魔方陣が描かれて、綾の体はその中に吸い込まれてしまった。




「うぅん…」
「ヒィヒッヒ… 目が覚めたようじゃな」
「キャアッ!」

自分の体を撫で回している白衣を着た老博士に驚きの声を上げた。

「や、やめて下さい… お、お爺さんはどちら様ですか… わたしをどうしようと…」

薄い翠に輝いている方陣の上に寝かされている綾は水着を脱がされ
大の字にされた状態で宙に浮かんでいる。

「ヒィヒッヒ… この綺麗な体でワシを悦ばせてくれんかのぉ」
「ヒッ!! や、やめて下さい…そんなところ…イヤッ…」

体を動かして抗おうとするが、綾の体はピクリとも動かず
目を瞑り、顔をそむける程度のことしか出来なかった。

「ヒィヒ…ヒィヒッヒ… まだ汚れを知らぬ いい匂いじゃ」
「イッ…やめ、やめて…」

自分の唾液で濡らした指を綾の秘唇に挿入するとイヤらしい笑いを浮かべた。

「イャッ……や…やめて……」
「中もいい感じじゃ…
  いずれはここに、ワシのモノを挿れてやるからの ヒィヒ…ヒィヒッヒ…」
「わた…わたしを…どうする…おつもりですか…」

恐怖で目を開くことも出来ない綾の目から涙が零れ落ちる。

「ヒヒッ…ヒィィヒィヒィ…
  お前はこれからワシを悦ばせる玩具になるんじゃ
   暗黒魔界デスマドーにこの人ありと謳われたエロジーム博士の玩具にじゃ
    ヒヒ…ヒィィヒッヒ…」

笑いながらエロジームが方陣の外に移動する。

「か…帰して下さい… わたしを友達のところに帰して下さい」
「ヒィィヒッヒ… もちろん帰してやるとも
  ワシの言うことなら何でも聞く玩具にしてからじゃがな」
「イヤッ… なりません…
  お爺さんの言うことを聞く… 玩具になったりしません…イヤです!」
「ヒヒッ… 魔法手術が終わったあとで、同じことが言えるかの ヒィィヒッヒ…」

聞き取れない言葉を唱えだしたエロジームの手が黒く輝き
綾の下の方陣も黒く輝きだした。

「ヒグゥッ!」

ビクンと体を痙攣させた綾が大きく目を見開く。

「ヒッヒッヒッ… お前の心を暗い闇の底に堕とし、魔に従う悦びを教えてやるわい」
「ハァア……アッ…アァァ……」





「ヒッヒッヒッ… これくらいで十分じゃろうて」

何人もの女を同じように堕として来たエロジームが余裕の笑みを浮かべ綾に近づく。

「娘、お前の名は何という」
「ィャ……お爺さんの………なったり…しません…」
「な、なんじゃと!! 此奴まだ堕ちておらんのか!
  人間を魔に従わせるには十分すぎる魔力を送り…
   ヒッ…ヒヒッヒィィヒッ…そうか、そうじゃったか」

天井の一点を見つめたまま涙を流している
綾の瞳を覗き込んだエロジームの顔が好色と歓喜に歪む。

「ヒヒ…ヒィィッヒッヒッ… これは面白い物を手に入れたかもしれんわい
  水晶のように澄んだ瞳… もしや水晶眼  試してみる価値はありそうじゃな」

方陣の外に出たエロジームの顔から笑顔が消え、声に出さず呪文を唱える。
すると方陣にかざした手が赤紫色に輝き、方陣も同じ色に染まる。

「ハヒィ…ヒャアァァァ……アッ…アァァァァァァ…」

背中を反らせ、見開かれた綾の瞳が方陣と同じ赤紫に染まる。

「ヒヒッ…ヒッヒッヒィッ…やはりそうじゃったか
  水晶眼、魔力に適応する能力を備え持つと言う話じゃが
   ヒヒッ…これは面白い玩具になりそうじゃわい」

エロジームが魔力を高め、呪文を唱える。

「ヒャィィィィィ……」

綾の下腹部に赤紫色の魔方陣が浮かびあがると
そこから複雑な文字や模様が全身に拡がってゆく。

「ヒッ…ヒッヒッヒィッ…
  全身に支配印紋が刻まれれば、手術は完了じゃ
   お前はワシの忠実なシモベに生まれ変わるわい……ムゥゥ…」

額に汗を滲ませ、エロジームは更に魔力を高める。

「ハァァァァァァァァァ…」

眉をしかめている綾の全身は赤紫色の印紋で埋め尽くされ
四肢の爪までもが、赤紫のマニキュアを塗ったように染まる。

「ヒッ…ヒ……ヒ… そろそろ仕上げの印紋じゃな
  これで…お前は……お前はワシのシモベじゃて…」

魔力を消耗したエロジームはフラフラしながら綾に近づき
人差し指に集中させた赤紫の輝きで、息を荒げ、苦悶の表情を浮かべている
綾の瞼と唇に仕上げの印紋を施した。
すると綾の全身に浮かび上がっていた支配印紋は薄れてなくなり
仕上げに施された印紋だけが、アイシャドーとルージューをひいたように残っていた。

「ヒヒッ…… 完成じゃ…絶対服従のシモベの完成じゃ…
  ヒッ…ただの人形ではないぞ… 意志を持った人形じゃぞ!」

力尽きたようにその場に座り込んだエロジームが宙に浮いたままの綾を見上げる。

「いつまで寝ておるのじゃ! はやくワシを助け起こさんか!!」

エロジームの喝に綾の体がピクリと反応し、体が垂直に起き上がるとゆっくりと床に着地した。
そしてエロジームの傍らに歩みよるとしおらしく両膝をついて、エロジームを膝の上に座らせた。

「申し訳ございません…エロジームさま…… 頂いた魔力…少しお返し致します…」

濡れた赤紫色の唇をエロジームの唇に重ね、自ら舌を絡ませた。

「ンフゥ…如何ですか…エロジームさま…」

陶酔し潤んだ瞳は赤紫色に輝いていた。




「ウホォォ…いい具合じゃ……出すぞ…全部飲み干すのじゃ」
「ふぁい…えりょじぃぃむしゃまぁ…」

綾はベッドの上で大の字で寝転んでいる老人の傍らに跪き
老人の股間のモノを口に咥え、激しく口を窄めていた。

「ヌホォォ……ンホォ…」
「ン!…ンン…ジュル…ングゥ…」
「ヒッヒッ…舌の使い方が上手くなったわい もう一度…いや、今度は胸じゃ、胸を使え」
「お褒めの言葉ありがとうございます エロジームさま」

口のまわりに付いた白濁を舌で舐め取りながらエロジームを起こし
ベッドに腰掛けさせると、老人のモノとは思えない代物を白い乳房で挟み込み
ゆっくりと上下に動かしはじめた。

「ニヒィ…ヌホホホッ… これはいい…柔らくていい具合じゃわい」
「エロジームさまに悦んで頂けて光栄です」

綾は嬉しそうに微笑むと精一杯、奉仕を続ける。

「ヌホォゥ…そういえば…まだ…お前の名前を…聞いておらなんだ…」

「ン…ンンフン……綾です…巻雲綾でございます…ハグゥ」
「ウホォゥ……アヤか…」

綾はエロジームの股間のモノを口に咥え舌先で刺激する。

「ムヒョゥ……ヌホォォ…ンホォ…ンホォ…」
「ン!…ケホッ…ケホケホッ…… も、申し訳ございません…エロジームさま…」

前触れも無く喉の奥に白濁を放たれた綾は、咽て全てを吐き出した。

「ヒッヒッヒッ…今回だけは許してやるわい」
「はい…ありがとうございます…エロジームさま…」
「お前の奉仕のお陰で魔力もずいぶん回復したわい」

綾は床に降り立ったエロジームに衣服を着せると両膝をついたまま
しおらしく俯き、眼を伏せてエロジームの命令を待っていた。

「水晶眼 玩具だけにしておくにはちと…」

考えを巡らせながらも胸やお尻を弄ってくるエロジームに綾は笑顔で答える。

「そうじゃ! お前ならばワシの傑作を使いこなせるじゃろう」

エロジームが資料に埋もれた机の中から
暗黒魔界デスマドーの紋様を模ったブローチを取り上げた。

「いつかはと考えておった魔法戦士の試作品じゃ」

綾は両手でブローチを受け取るとエロジームを見やった。

「ヒッヒッ… ブローチを胸に近づけて魔力を注ぎ込むのじゃ」
「はい ブローチを胸に近づけて…魔力を…」

綾の瞳が赤紫色に輝き、全身に魔力を纏うと
ブローチは白とピンクの輝きを放ち、綾の体を輝きで包み込む。
そして弱まった輝きの中から現れた綾の姿は
暗黒魔界という言葉とは不釣合いなコスチュームを纏っていた。
ピンクのハイレグレオタードとアームカバーに
白とピンクの2枚重ねのレーススカート。
腰にはピンクの大きなリボンが羽根のようについており
膝から下が白いブーツで覆われている。
だがその愛らしい姿の綾が暗黒魔界デスマドーの戦士であることは
胸のリボンの真ん中で禍々しいオーラを放っているデスマドーの紋様が証明していた。

「魔法戦士ダークウィッチアヤ ここに降臨!」

変身するまでは少し垂れ気味だった綾の目尻がつり上がり
キリっとしてクールな感じに変わった。
ダークウィッチアヤとなった綾の顔は
エロジームやデスマドーの者たちには巻雲綾として映っていたが
他の者が見れば、全く別人の顔に映り
ダークウィッチアヤが巻雲綾だと気付かれることはなかった。





「どこの家にも、アヤアヤいなかったけど」
「おっかしいなぁ どこ行ったんだろう 綾」

注文したドリンクを飲み干した3人が
30分経っても姿を見せない綾を探しはじめて2時間が経過していた。

「これは本格的に捜索して貰わないとダメかなぁ…」

学校や周囲にバレると不味いことが多い真奈美の顔が一気に憂鬱になる。

「マズいよなぁ…従姉妹とは言え、毎週生徒の家にご飯食べに行ってる事がばれたら…
  マズいよなぁ…一部の生徒と親密な関係になって、海に遊びに来てるのバレたら…
   マズいよなぁ…」
「ま、真奈美先生 もうちょっとだけ、わたしたちで探してみましょうよ!」
「そ、そうですよ、ああ見えてもアヤアヤしっかりして… あれ、アヤアヤだ」

フラフラと浜辺の人込みに揉まれながら歩いて来る綾を見つけた千尋が指を差す。

「どこ行ってたのよ、綾! 心配してたのよ!」
「ホントだよ、綾どこ行ってたの?」
「うん 水着着替えて出て来たら、困ってるお爺さんが居たの
  それでお家まで送り届けてあげたら お茶と食事をご馳走してくれて…
   連絡しようと思ったけど…携帯は荷物の中だったし…ゴメン…なさい…」
「そうなんだ、綾らしいね」
「どこまで行ってたの?  随分疲れてるみたいだけど」
「あの岬の洋館まで…」
「うわぁ あんなところまで… アヤアヤ歩いて往復したの?」
「うん そう…だけど」
「とりあえず綾も無事だったんだし、もういいじゃない ねっ真奈美先生」
「ホント、何もなくてよかったぁ…」
「で、アヤアヤどうする?」
「えっ? なにが?」
「ご飯! ご飯だよぉ!!  わたしたちはまだ食べてないからさぁ」
「あっ、ごめん…なさい… わたしだけご馳走になってきて…」
「気にしなくていいから、綾はわたしたちが食べてる間、休んでなよ」
「そうね、ご飯食べたらみんな… わたしと千尋ちゃんはちょっとだけ、浜辺を散歩するわ」
「……じゃあさ 綾とわたしはちょっとだけ海に入ろうよ」
「う、うん… いいよ、純玲ちゃん」

普段と変わらない綾。
千尋、真奈美は当然のこと、暗黒魔界デスマドーと戦っている純玲でさえ
綾の身に起きた異変に気付くことはなかった。




そして…

「待てッ逃がさない!! リード、マジックワード『ソニックブーム!!』」
「フフ…  ウィッチマジック『デスエアーウォール!!』」

ジャスリオンブレードから放たれる空気の刃で
逃げるモンスターを仕留めようとしたジャスリオンだったが
見えない空気の壁で囲まれ、放たれたソニックブームも無力化された。

「エッ!? 防御魔法!!  まさかオルダー… でも今の声は」

ジャスリオンのヘルメットに別のデスマドー反応が表示され、距離と方角が示されると
その方向を見やったジャスリオンはビルの屋上で月を背にして立っている人影を見た。

「やっぱり… あれはオルダーじゃない、新しいデスマドー!!」
「フフフフ…」

人影はフワリとジャンプするとビルの影に溶け込み姿を消した。

「待て!! 逃げるなァ!!」

だが全てのデスマドー反応が消え、夜の町は静けさを取り戻した。

「新しいモンスター? 違う、人みたいだった…魔法を使ってた…
  オルダーとは違う強い魔力を感じた いったい何者なんだろう…」





<< 次週予告 >>

「綾です、皆さんわたしどうなってしまうのでしょう?
わたし、純玲ちゃんといつまでも仲良くして居たいのに

それにこのままあのエロじじ…コホン、おじいさんのおもちゃになっちゃうなんて
次回 第四話『ダークウィッチ? 忍び寄る黒い影!』

来週もこのチャンネルで リードジャスリオン!

                  ふふふっ、ジャスリオンは私が倒すわっ!」



※Enne様 次週予告ご協力ありがとうございました。
 心よりお礼申し上げます。






海マツリもうご覧いただけましたでしょうか?
xsylphyxも創作を投稿させて頂いておりますので
まだの方は是非とも足をお運び下さいませ。
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コメント

非公開コメント

ありがとうございました

(*^ー゜)b グッジョブ!!
楽しい作品をありがとうございました。
私の方での公開はちょっと先になりますが、公開させていただきますね。
センセと千尋がすごくいい感じで楽しかったです。
これからもジャスリオンをよろしくお願いいたします。

No title

前菜にしておくにはもったいないです。

内気な綾がダークウイッチに変貌してどう変わっていくのか、続きが読みたくなる展開です。

それにしても、海にスク水って・・・。違った意味で注目を浴びるのは当然ですね。
真奈美先生も、生徒たちを前にして「自分も負けない」雰囲気を押し出して頑張ってましたし。

素晴らしい作品でした。

さんきゅーっす

第3話見逃してたんっすよね、DVD待ちと思ってたら
こっちで視聴できるとは♪
(グッジョブでした、今後ともがんばってください)

ありがとうございます

舞方雅人 様
こちらこそありがとうございました
ここまで ジャスリオン に嵌ってしまうとは思ってもいませんでしたw

metchy 様
ダークウイッチとなった綾さんの活躍は期待できそうですよねw
勝手に登場させている真奈美先生ですが、一番のお気に入りなんですよww

nanasi 様
野球放送の延長で大幅に時間がズレて
見逃した人たちのクレームが処理で大変だったらしいですよw
それで日を改めて第3話を放送した地域があったそうですww

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