花束
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遅いネタですが



いまさらですが
先週の侍戦隊シンケンジャーは残念でしたね?
ブルーじゃなくてピンクさんかイエローさんなら…
と思った人、いたはずですw

今回はインセクターの続きをお出ししようと思います
お食べくださいませ





インセクター - 4 -



あれは私のMS…
量産タイプとは異なるローダーが並ぶ格納庫。
その一番端に私のMSが並べられている。
これ…
これは私が戦った…
MSの隣りには私を撃墜した巨大な角を持つ黒いローダーが並んでいる。
このローダーの前に…
MSは何の役にも立たなかった…


立っているだけなのに…
この威圧感…

フフッ…
当然ね…
MSなんかが…
相手になるワケない…



それにしても…
なんて美しい姿なの…

装甲が破られ、中が剥き出しになっている愛機を私は横目で見やった。

それに比べてMSは…

ううん…
比べるなんておこがましい…
こんな物に乗って…

イヤ…
考えたくもない…


ローダーを…

コアに…

私もコアになって…

私の中で、ローダーを操りたいと思う気持ちが急速に膨れ上がる。

これを動かせれば…

私は無意識のうちに黒いローダーの重厚な外殻に触れていた。

このローダーを…
動かすことができれば…


もし動かせれば…

どうする…

なぜか私の頭はパニックを起こし、その答えを導き出すことができない。

どうして…

簡単なこと…

じゃない…
私は…

私は…
地球連合軍のパイロットだったのよ…

ローダーを動かすことができれば…

私はようやく答えを導き出す。

ここから…

ここから…



ホントにそれでいいの…

私がやらなければならいことは…


やらなければ…
ならい…

ことは…


し…

した…

従わなければ…

私の目はビートルダーに向けられていた。


ち…
違う…

ビートルダーは…

おかしい…
やっぱり私…
おかしい…
自分が自分でないような…


大きく深呼吸した私は目を瞑り、様々なことを思い出し、自分であることを確認し、自分でいようとした。

私は地球連合軍…
極東支部所属…
MSパイロット…
柳生…
禮…
階…
級…
は…




ドルー…



インセクター…


従う…
……
支…
配…


何かが私の思考に割り込み、従わせようとしているのが分かる。

違う…

どう…
して…

やっぱり…

私は額のマインドスパイーダに触れた。

これが…

マインド…
スパイーダが…

私を…
私をおかしく…

私はマインドスパイーダが危険であることを確信した。

私が…
私であるうちに…

ここから…
脱出…

しないと…

私はMSを見やる。

あの程度なら…
まだ…

私が脱出を決意したそのとき。
≪お前に相応しいローダーを用意してある≫

私に相応しい…
ローダー…

私の…
ローダー…

頭の中に染み込んでゆくその言葉が、私の決意を簡単に捻じ曲げてしまう。
「私のローダー…ですか…」
私はビートルダーの紅い眼を見つめながらそう言っていた。
≪そうだ≫
足元の床が震え、私のMSが床の中に沈んでゆく。

MSがなければ…
私は…


そしてMSが消えてしばらくすると、漆黒の外殻で覆われたローダーがせりあがってきた。

私には…
もう…

必要ない…


to be continue …



気のせいかなぁ?



先週末にインセクターの続きをお出しするつもりだったのですが

身体に異常が発生しまして、身動きできない状態に陥っていました
ようやく状態も回復し、何とか動けるようになったので…


みなさま
インセクターのお味は如何でしょうか?
少しお口に合っていない感を感じるのは xsylphyx の気のせい?
精進料理?的なテイストなのでは…
とちょこっと気になりました

やはりこちらのテイストをご希望なのでは…
と思い、こんなお料理を出してみたり





? 堕ちた天使 ?



ダークホスピタル改造外科病棟。
オペ室手術台の上に1人の女が拘束されている。
鉛色の拘束具で固定されている手足は、黒のロンググローブとロングブーツで覆われ、体にはナースが身に着ける白衣様の黒い服と、黒十字の中央にドクロをあしらったダークホスピタルの紋様が描かれたベルトが巻かれていた。


手術台の脇に立てられた点滴容器から伸びる管が首筋に繋がり、ポタポタと管の中を落ちる黒い液体を見つめる女の瞳に輝きはなく、ボソボソと何か呟いていた。

「…き…きもち…いぃ……ハィ……ワタシは……ダーク……ホスピタル…」

薄い笑いを浮かべたかと思うと、ハッと我に返り、驚いた表情に変わる。

「い、いま、私…  このクスリ…  これ以上はもう…」

黒い溶液が入っている点滴を見やる女の顔は、その薬物の所為なのか、唇と目の周囲が黒い化粧を施したように黒く染まりはじめていた。

「弱気になったらダメ! 私はナース、エンジェルナースよ! ダークホスピタルから世界を守ることが私の使命!!」

女は自分が何者なのか、自分の使命が何なのかを自身に言い聞かせるが、その意志は長くは続かない。
黒いクスリは確実に彼女の心を蝕み、彼女が少しでも気を弛めると黒い邪悪な意志に支配されていった。



数時間前、エンジェルナースはオフィス街に現れたダークホスピタルの戦闘員クランケーの迎撃に出た。
ダークホスピタルは残業で会社に残っているサラリーマンの誘拐を企てたらしく、明かりがついたビルにクランケーを送り込み、クランケーや怪人にする人間の調達を行っていた。
現場に駆けつけた4人のナースは戦闘用白衣ナーススーツを装着し、エンジェルナースに変身すると明かりがついているフロアに向かった。
戦闘員がいくら束になってもエンジェルナースの相手になるわけもなく、数分後には分かれてフロアの安全を確保していたナースダイヤ、ハート、スペードの3人が合流し、同じように任務を終えて最上階で待っているであろうナースクローバーの元に急いだ。
だが、ワンフロアになった最上階には緑のクローバーに女神が描かれたエンブレムの付いたナースキャップが落ちているだけで、ナースクローバー森山碧(もりやま みどり)の姿はどこにもなかった。



虚ろな眼で、じっと点滴容器が空になるのを見つめる碧は、邪悪に塗りつぶされてゆく意識を必死で繋ぎ止めていたが、時間の経過とともに自我を失い、邪悪に支配されることが多くなっていた。

「…ホスピタル… …ダーク… …ホスピタル…  …ダーク…ホスピタル…」
「ヌフフッ… ようやくアタシの言うことが聞けるようになったみたいだね」

いつの間に現れたのか、艶黒のボンデージファッションにコートのような黒い白衣を纏った女が、うわ言のように言葉を口にしている碧の様子を診ていた。

「…サ……サーディス…」
「違うだろう、サーディス様と呼ぶんだ! わかったかい!!」
「…ふ…ふざけないで……ワタシは…エンジェル…ナースよ… ダークホスピタルに…屈したり…しない…」

自分の顔を覗き込んでいる女、ダークホスピタル外科部長サーディスを力のない眼で睨んだ碧は、その背後で整列して立っている3体の影、黒いナースキャップにアイマスク、自分と同じ黒のナース服を纏っている女たちに眼を向けた。

「こんな物を着せて… ワタシをアレに加えるつもりでしょうけど…  そうは行かないわ…」
「チッ! これで2本目だってのにッ!!   ヌフフッ… さすがエンジェルナースだね」

サーディスが苛ついた顔で碧の首に繋がっている点滴を確認しながら、横目で碧を見やり邪悪に顔を歪ませる。

「お前たちに散々邪魔されたからね… アタシも後が無いんだよ! アタシの名誉を回復する為、エンジェルナースを倒す為にも、お前にはダークナースになってもらうよ!!」
「ダ…ダーク…ナース……それが…その人たちの…」
「ヌフフッ… そうさ、お前も着けているそれが、アタシが開発したナーススーツ  そして、お前を楽しませているこのクスリ、これがダークトリートメント 人の姿を残したまま、ダーク怪人化させる新薬なのさ」
「人を…ダーク怪人にする…クスリ…」
「ヌフフフッ… どうした、怖くなったのかい  当然のことだけど、解毒剤なんかないよ  投与された人間はアタシの命令に忠実なダーク怪人に生っちまうのさッ!」

サーディスの話を聞き、点滴容器の黒い溶液を見つめる碧の口元が小さく震える。

「クランケーやダーク怪人は移植されるダーク臓器のパルス、お前たちが言うダークオーラで、自らの位置や存在をさらしていたけどね、ダークトリートメントで怪人にされた人間は、特殊な試薬を使わない限り、発見することはおろか、特定することも出来ないんだよ   とは言え、未完成の薬なんでね ナーススーツのようなオプションを装備させないと、クランケー程度の能力でしかないけどね… ヌフフフッ」
「だ…だから…あの時…わたしが捕まったとき…ダークナースの反応が…なかったのね…」
「そうさ、ナーススーツの性能は、ナースクローバーのお前を難なく捕らえたことで証明済み  ダークトリートメントも警察や軍隊に属していた人間、正義感ではお前に負けず劣らずだった女たちが、いまはご覧の通り、アタシの従順なシモベ  ヌフフッ… 実際に打たれているお前に説明はいらなかったね」

邪悪な者に屈するものかと必死に耐える碧だったが、サーディスの話す声が頭の中に木霊し、瞳に映る妖艶な女に従わなければならない使命感が碧の心を掌握しつつあった。

「き…効いてない… こんなクスリ…効いてないわ… わたしはエンジェル…ダークホスピタルと…戦うナースよ…」

頭を振りながら抵抗の言葉をなんとか絞り出す碧。
だが焦点の定まらない虚ろな瞳が、碧の精神力が限界に近いことをあらわしていた。

「そうかいそうかい!  それじゃあ、素直になれるクスリを打ってやろうかね!!」

サーディスはダークナースが持っているトレイから青い薬剤が注入されている注射器を取り上げると、別のダークナースたちに首の点滴を取り除かせる。

「ヌフフッ… アタシに残された時間は少ないからね」

サーディスは注射器のシリンダーを押し込み、針の先から溶液を飛ばしながら、碧の首に針を近づけた。

「これはダークトリートメントの効果を促進させる薬さ これを打てば、お前の怪人化が促進され、すぐにアタシに従えるようになるだろうさ  ただ時間が無くて実験がまだだけどね ヌフフ… 失敗なら、バカになって使い物にならなくなるかもしれないけど、そのときはダーク臓器で怪人にしてやるから安心しな!」
「い…いや……や…やめて……」
「ヌフフフッ…ヤだよ  最後まで強がってみなよ! エンジェルナースなんだろッ!!」

注射針を首の血管に突き刺すと、一気にシリンダを押し込み、青い薬を碧の身体に注入した。

「い…いやァ……やめて…やめ…ウッ!」

ビクンと身体を震わせ、大きく眼を見開いた碧。
奥歯がガチガチと音をたて、口の端から白い泡と涎が滴り、突っ張られた手足がピクピク痙攣しはじめる。

「ウッ! ウゥン! ンンッ!!  ゥングン!!!」
「苦しいかい? ヌフフッ… もっと苦しみなッ!!   愉快だねぇ サイコーの気分だねぇッ! 散々邪魔してくれたウザイ、エンジェルナースがアタシのシモベになるんだからねぇッ!!」
「ン! ンッ! ンンッ!! フウンッ!!」

激しく体を揺さぶり、碧は拘束された手足を突っ張り背中を反らす。

「ヌフフッ… そろそろだね アタシが誰だかわかるね! アタシが誰で、お前の何か言ってみなッ!!」
「ンッ! ングゥゥッ! ンッ! ンンッ!!」

眼を瞑り苦しみに耐える碧の口から微かな声が漏れる。

「ンンッ! サ…サーディス… ンンンッ…あなたは…テキ… わたしの…テキ…ングッ…」
「ナッ! 何だってぇッ!!  まだ抵抗するってのかいッ!!」

サーディスはトレイの上に残っている青い薬剤が注入された注射器を荒々しく取り上げると、遠慮なしに碧の首に突き刺した。

「ギッ!」
「ヌフフッ! これでどうだい!! 壊れちまってもかまわないさッ!!  2度とそんなへらず口を叩けないようにしてやるよ!!」

さらに背中を仰け反らせた碧は口をパクパクさせるだけで、呻き声すらあげなくなった。

「ヌフフッ… どうした! 何か言ってごらんよ!!」

眼球が小刻みに動き、ときどきビクンと体を震わせて反ったままの背中をさらに仰け反らせる碧をじっとみつめるサーディスが冷たく微笑む。

「ヌフッ… ッたく、梃子摺らせるんじゃないよ!」

見開かれたままの碧の瞳が大きく広がり、中心から紅く変色しはじめると、ゆっくりと背中が元の位置に戻って行く。
大人しくベッドに横になった碧の瞳と黒目が紅く染まると、肌の色が青く、そして黒く染まりつつあった目の周りが、目元を吊り上げる黒い紋様に変わり、口元も同じように唇全体が黒く染まり、口角が吊り上げられた。

「ヌフフッ… さて今度はどうだろうねぇ  アタシが誰か言ってみな!」

腕を組み碧を見下しながら微笑むサーディスに、碧の紅い瞳が向けられた。

「…ハイ…サーディス…様です…」
「ヌフフッ… お前はアタシのなんだい?」
「ハイ ワタシはサーディス様のシモベです」
「ヌフッ ヌフフッ…」

サーディスは満足の笑みを浮かべると、自らの手で碧の拘束を解いた。
碧は機敏な動きでベッドから下りるとサーディスの前で、ダークホスピタルの基本姿勢、指先まで伸ばした右手を胸の前に水平にかざす姿勢で留まり、声高々に宣誓の奇声と言葉を口にする。

「ディッ!! ワタシはダークホスピタルに揺るがぬ忠誠を誓います ワタシはダークホスピタルに絶対の服従を誓います」

感情のない冷たい表情でサーディスをみつめる碧。

「ヌフフッ…ヌフフフッ… 気持ちイイねぇ、あのナースクローバーがいまやアタシのシモベ ダークホスピタルの怪人なんだからねぇ  ヌフフッ… これでアタシは処分されずに済むってもんだ」

サーディスは碧の顔に黒いアイマスクを装着し、黒緑色のクローバーに黒十字と銀のドクロが描かれたエンブレムが取り付けられた黒いナースキャップを被せた。

「ヌフフフッ… 今からお前はダークホスピタルの戦士、ダーククローバーだよ」
「ディッ!! ワタシはダークホスピタルのナース、ダーククローバーです」

碧がブーツの踵を鳴らし、改めてダークホスピタルの基本姿勢をとると、それに倣うように他のダークナースたちも碧の横に基本姿勢で整列する。
そのナースたちのナースキャップには黒赤色のハート、黒黄色のダイヤ、黒青色のスペードと黒十字と銀のドクロが描かれたエンブレムが取り付けられていた。

「ヌフフッ… 忌々しいエンジェルナースを抹殺  っと思っていたけど、そうだねぇ…  ナースクローバーをダーククローバーに出来たんだ 他も揃えたくなったねぇ…  ヌフッ… ヌフフッ…」

サーディスは自分のナースを眺めながら、舌先で唇を舐めサディスティックに微笑んでいた。





4月1日?



今日から4月です
年が明けて3ヶ月があっという間に過ぎました

多くのTV番組が終了し、新しい番組がスタートしますが
美味しい番組があるといいですね?





インセクター - 3 -



あれは…
あの人…
私と同じ姿をしている…
ビートルダーに従い歩いていた私は、私と同じ姿をした男性とすれ違った。
首から下は私と同じ艶のある漆黒で覆われ、額に何かが張り付いている。
あれがマインドスパイーダ…
クモとしか言い表せないそれが額に張り付き、長い4対の脚で男性の頭にしがみついている。
私の頭にもあれと同じものが…
≪あれはドルーだ 人間の姿をしているが、中は我らインセクターと同じになっている≫
ドルー?…
人なのは外見だけ?…
中はインセクターって…
私はさっきまで一緒にいたアリ型インセクターが、人の皮を被っている姿を想像していた。
≪まもなくお前もあれと同じように、我らインセクターの為に働けるようになる≫
それはどう言う…
そう言えば…
ビートルダーは…
私を…
他の人と同じ扱いはしないと…
まさか…
それがドルーにってこと…
冗談でしょう…
私は地球連合軍のパイロットよ…
インセクターの為に働くわけがないでしょう…
私はまだ、マインドスパイーダで思考をインセクターに作り変えられていることに気付いていなかった。
たとえそれに気付いたとしても、私にはどうすることも出来ない。



床と天井を繋ぐ柱が何本もあり、その柱の窪みに裸にされた人たちが繋がれようとしていた。
あの人たちは何をされようとしているの…
柱に繋がれた人たちが半透明のカバーで覆われる。
するとその人たちの体が激しく痙攣を起こし、しばらくすると何事も無かったかのように大人しくなる。
エッ…
なに…
死んだの?…

カバーが外れ、柱から開放された人たちがゆっくりと動き出した。
死んでない…
良かっ…

ホッとしかけた私の目にアレが映る。
開放された人たちの後頭部に張り付く黒い物体。
耳はそれから伸びたヘッドフォンのようなもので覆われていた。
あ…
あれは…
≪ここでパラサイートを寄生させ、コアにする≫
コアにされた人たちが、アリ型インセクターにどこかへ連れて行かれようとしている。
この人たちも…
ローダーに搭載されるのね…
いまの私にあの人たちを助けることは…



ううん…
コアになって…
ローダーになって…

インセクターに管理された方が…


何も考えず…

ただ命令に従っていればいい…

悩むことも無い…

競い合い…

仲間どうし…

争うことも無い…



どうして…

どうしてあの人たちが…

羨ましい…

いつのまにか私は手を強く握り締めていた。
戦ってみたい…

私もローダーを操り…
戦いたい…

そして…

そして…
くだらない争いを繰り返す…

人類を…



エッ…
いま私…
なんてことを…

私は私の中で何かが変わろうとしている事にようやく気がつき、額のマインドスパイーダに触れた。
まさか…




ひさしぶりの?



久しぶりの月二回目の創作入り更新になりました
って作り置きのお料理ですからねww

でもこのペースを続けることができれば…






インセクター - 2 -



私はビートルダーと名乗る黒いインベーダー、インセクターの尋問を受けた。
捕虜になってしまったけど、私だって軍人の端くれ、それなりに訓練は受けている。
いくら責められても、何をされても、敵に情報を漏らしたりはしない。
けど、そのときの記憶が曖昧で、何を質問されたのか、全く憶えていない。
気がつけば、私はあの部屋から出て、ビートルダーと蟻を思わせる2体のインセクターに囲まれるようにして、彼らの巣、基地内を移動していた。
何を訊かれた…
憶えてない…
いいえ…
所属…
階級を訊かれたわ…
けど何も喋ってない…
喋るハズが無いじゃない…


どこに連れて行かれるのだろう…
私をどうする気だろう…
私が不安そうな顔をしていたのだろうか。
前を歩くビートルダーが話しかけてきた。
≪自分がどうなるのか気になるのか≫
当然じゃない…
言葉にはしなかったが、私は心の中でそう思った。
≪安心しろ、お前には興味がある 他の人間と同じ扱いはしない≫
私に興味がある?…

他の人と同じ扱いはしないって…

そう言えば…
インセクターは捕獲した人間をどうしているの…
彼らのエサにされていると噂されているけど…



乗っているムシのような乗り物が、倉庫のような場所の前で止まった。
≪降りろ≫
私はビートルダーの命令に従い、それから降りる。
≪ここはローダーの格納庫だ≫
ローダーって何よ…
なぜそんなことを私に説明するの…
そう思いながら重厚な扉をくぐった私の目に、これまで戦って来たインベーダーの姿が飛び込んできた。
ローダーってこれのこと…
インセクターも、私たちと同じように起動兵器を…
こうして見ると、私たちのMSより力強く、素敵なフォルムをしている…
これまで何とも思わなかった敵の起動兵器に見惚れていることに、私は気付いていなかった。
≪どうだ 動かしてみたいか≫
バカなこと言わないで!…
≪これは量産タイプのローダー お前には相応しくない≫
当たり前よ!…
誰が敵の起動兵器なんかに…
次々発進して行くローダーを見送りながら、奥へと続く扉をくぐる。
≪ここでローダーにコアを搭載している≫
コア?…
なによそれ…
ローダーを見上げると、開放された頭部に架けられたタラップの上で何かが動いている。
えっ?…
あれは…
人…
じゃないの…
遠くてハッキリと見えないが間違いない。
裸の男性…

女性もいる…
あの人たちは…



ガラスのような透明の板で区切られたこの部屋の前に、裸の人たちが整列して並んでいる。
誰もが一点を見つめたままピクリともしない。
この人たちがコア?…
人にしか見えないけど…
並んでいる人たちは皆、後頭部に黒い物体を着け、それから伸びるヘッドフォンのような物で耳を塞がれている。
≪捕獲した人間にパラサイートを寄生させてコアを作る≫
えっ!?…
人間ですって!!…
この人たちはインセクターじゃないの…
なんて酷いこと…
人をローダーに…
ちょ…
ちょっと待って…
それじゃあ…
私が倒したローダーを操縦していたのも…
コアにされた人がローダーの頭、ピンク色をした組織体に手足を突き刺すと、コアはローダーに取り込まれるようにゆっくりと沈んで行く。
そしてコアの姿が見えなくなり、頭部の外殻が閉じられるとローダーの眼が紅く輝いた。
≪コアの搭載が完了した≫
ローダーが動き出し、さっきまでいた格納庫に移動して行った。
人が…
人間が…
インベーダーのパーツに…
人がローダーを…
私は恐ろしい光景を目の当たりにしたが、なぜか恐怖を感じない。
それどころか、どこか羨ましい気持ちになっていた。




とりあえず…



いろいろ創作したいなぁと思うのですが
これがなかなかでして…

でも何もお出ししない訳にも行かず
随分前に創作して放置していたお料理を小出しに…(汗
少々異質なお料理かと思いますが、召し上がって頂ければと思います。







インセクター - 1 -



私は地球連合軍極東支部所属のパイロット柳生禮(やぎゅう れい)。
本来宇宙空間で作業するために開発された人型重機を軍用兵器に転用したMS(メタルソルジャー)を操り、半年前、突如現れたインベーダーと戦っている。
私たちがインベーダーと呼称しているそれらについての詳細は分かっていない。
分かっていることは巨大な昆虫を思わせる姿をしていること。
襲った人間を自分たちの巣に持ち帰ること。
生命活動が停止すると緑色の炎を上げて燃え、跡形もなくなること。
それ以外のことは全く分かっていない。



私は灰色の部屋のベッドで目を醒ました。
どのくらい意識を失っていたのだろう…
インベーダーの迎撃に出た私たちは、巨大な角を持つ黒いインベーダーと遭遇した。
カブトムシに似た姿をしている初めて見るタイプのインベーダー。
攻撃を全く受け付けないその敵に、仲間は次々撃墜され、最後まで残った私も…
私は少し前の記憶を思い出しながら、少し違和感を感じる額に触れようと手を動かした。
ん?…
これは…
私は寝転んだまま、何もない空間に手を伸ばし、自分の腕を見つめる。
黒…
ゆっくりと上体を起こした私は、自分の体を確認する。
すると首から下のすべてが、腕と同じ漆黒で覆われている。
艶のある見たこともない素材。
コーティングしたように、体にピタリとはりついているのか摘むことが出来ない。
けど体を動かすと、それは伸縮して動作の妨げにならない。
ゴム…
ラテックス製のスーツか…
どうしてこんな物を…
それに…
ここはどこの施設だろう…
そんなことを考えながら、私はベッドを離れて部屋の中を調べはじめた。
窓も扉もない艶のないツルツルした壁。
軽く叩いてみたが音もしない。
ホントにここはどこなの…
イッ…
こめかみに痛みを感じ、私は漆黒のスーツに気をとられて忘れていた額の違和感を思い出した。
これは…
なに…
指で触れると何かが額に嵌っている。
嵌っていると言うよりは…
私は見えないそれを手で触れながら、それが何かをイメージする。
これ…
何か生物のよう…
半円状の丸みを帯びた何かが額に張り付き、脚のような物が私の頭を鷲づかみにするように伸びている。
なによこれ…
私はそれを取り外そうと試みたが、それは外れそうにない。
なのに、それに気付かないかもしれないくらい、自然に私の額に張り付いている。
どうして…
どうしてこんなことを…
いまは手を取り合って、インベーダーと戦わなければならないときなのに…
一体どこの国が、何の目的でこんなことを…
所属している地球連合軍とは名ばかり。
こんな状況下でも自国の技術力、軍事力を高めようとする国が多い。
撃墜された他国のMSの残骸を回収し、技術を盗み合っている。
現に私たちも、撃墜された某国のMSの残骸を回収する命令を受けたことがある。
そのこともあって、私は撃墜された機体と一緒に、どこかの国に回収されたのだと思った。
こんなことをしてる場合じゃないのに…
どうして気付かないの…
いっそのこと…
インベーダーに支配されてしまえば…
何気に恐ろしいことを考えている自分に私は気付いていなかった。



しばらく調査をして、何も得ることが出来なかった私は、大人しくベッドに横になっていた。
すると突然壁の一部が白く輝き、そこに黒い鎧を纏った人が佇んでいた。
人…
違う…
あれは…
私や仲間を難なく撃墜した黒いインベーダーと同じ姿をしている。
あのインベーダーなの……
インベーダーに関する知識や情報を持たない私は戸惑った。
まさかここはインベーダーの巣…
カブトムシを思わせる黒いインベーダーが私に近づいてくる。
鋭く尖った棘や爪の生えた3対の脚を持ち、その1対で人と同じように直立し、二足歩行している。
頭部にある巨大な角の周囲に目と思われる紅い光点、鋭い鋏角が生えた口、それと触角が存在する。
まさか…
これがインベーダーの正体…
私が呆然としていると頭に音が響く。
我に返った私は、黒いインベーダーを注意深く観察する。
すると口の鋏角がこすれ、カチカチ音がしたような気がすると頭の中に言葉が響いてきた。
エッ…
≪目が覚めたようだな≫
確かにそう聞こえた。
≪我はインセクター≫
インセクター…
それがインベーダーの名前…
≪マインドスパイーダを通して聞こえているだろう≫
マインド…
スパイーダ…
額のこれ…
のこと…
私は額に張り付いているそれに触れた。
≪そうだ それがマインドスパイーダだ≫




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