迎春
あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。
さて
最近、何かと忙しくお店を放置しっぱなしですが、まだしばらくこの状態が続きそうです。
せっかくご来店いただいているのに、何もおもてなしできなくてスミマセンです。
残り少ないお休みで、何かお出しできるといいのですが……
それにしても『喰霊 GAREI ZERO-零-』はご馳走でしたね〜
さきほど全話を一挙に拝見しましたw
殺生石に支配される黄泉さんにやられましたw
次のシーズンにも悪堕ちがあるといいですよね〜
少し早いですけど、30万HIT感謝でございます
『Kiss in the dark』様や他のサイト様に素敵なSSを投稿されている
T-Fly様から嬉しい作品を頂きました。
xsylphyxは『Kiss in the dark別館』様で公開されているT-Fly様の『Killer Dolls』が大好きです。
頂いたのは先日お出ししたお料理『− 魔女 −』の設定集とイラストです。
キャラクターごとに詳細に設定して頂いているので、心を動かされたお客様!!
是非是非、悪堕ち、non悪堕ちでも構わないので創作してみて下さいww
T-fly様ありがとうございました。
マジックナイツ 設定
〜あらすじ〜
都内にある女子高校、聖華学園内で生徒会員が会合をしている中、衝撃音と共に魔法界から魔人族が聖華学園から人間界に侵入を開始した。彼らは魔法界でクーデターを起こし、実権を握ると共に、人間界の侵略と魔法界からの逃亡者の捕獲・抹殺を目的に禁忌である人間界との界境を破壊し、人間界へその手を伸ばしていく。
生徒会長である後瀬なでしこと4人の女子高生は偵察と応戦の間に偶然、魔法界の正規族の1つである白魔族の女性戦士、マージョレーヌを見つけ、保護する。
追い詰められた5人にマージョレーヌは戦士の力を与えることを躊躇しながらも進言する。それは選ばれたらこの先辞退は出来ず、これから魔人族との戦いに身を投じ続けなければならないことを意味していたからだ。
それでも、なでしこたちは意を決し、マジックストーンを受け取るとマジックナイツに変身。魔人族の尖兵を退け、ひとまず学園を守った。
マージョレーヌは養護教諭・白麻玲衣(しらま・れい)として、学園に(強制的に)赴任し、生徒会員でもあるマジックナイツたちを見守ることにした。
これから5人に魔人族との戦いが待ち受けている……。
〜登場人物〜
後瀬 なでしこ(ごせ・−)/マジックレッド
聖華学園の生徒会長。
仕草・言葉遣いが清楚で親しい友人でも敬語で話す。ややおっとりとしている。
頭脳明晰で行動力・責任感も強く、先生、生徒共に学園内からの信頼も厚い。
マジックナイツになった時も一番に名乗りを上げて、正義感も強いところを見せた。
本が好きで読み出したら、周りで何があっても全く気がつかない、とんでもない集中力の持ち主。そのせいで皐月を始め、仲間はしばしば困らされている。
また、古風な物には強いが、新しい物・言葉に滅法弱い。そのため、頭が良いながらも、英語には相当苦慮している。さらに、カタカナが多く並ぶとパニックを起こすこともある。
マジックレッドとして炎をベースとした魔法を使い、薙刀で敵を一掃する。
冷静な判断力と優れた統率力で仲間を導いていく。
実家は華道の家元。家も純和風で古からのしきたりを重んじる家柄である。
菩提寺 皐月(ぼだいじ・さつき)/マジックブルー
聖華学園の副会長。
なでしことは幼稚園からの幼馴染みで家はなでしこの隣。
活発な性格であらゆるスポーツが得意。バスケットボール部の部長を兼任している。ただし、頭は中の下でなでしこや彩香に助けを求めることが多い。
乱暴な言葉を使うが心が優しく、困っている人を見るとすぐに手を差し伸べる性格。ただ、猪突猛進の性格が災いして、的外れになってしまうこともしばしば。
なでしことの付き合いが長いため、彼女の考えることをすぐに理解し、補佐する能力に長けている。それはマジックナイツでも大いに生かされている。
マジックブルーとしては水・氷をベースにした魔法を使い、手甲を身に付け、敵と戦う。
グリーンと共に戦いの主戦力として活躍する。
実家は空手の道場。昔から空手を叩き込まれており、黒帯の腕前。なでしこの家とは昔の文化継承の観点から非常に仲が良い。
羽崎 静(うざき・しずか)/マジックグリーン
聖華学園の書記 兼 剣道部の部長。
物静かな女性。言葉は少なめだが、瞬発力に優れており、神出鬼没で皆を驚かせている。
洞察力・調査能力に優れており、迅速に学園内の問題を察知し、なでしこたちに報告することで生徒会の信頼を陰から支えている。
クールな印象や素振りを見せるが、女の子らしさを持ちたい気持ちが強く、選択できる制服でリボンを選んでいるなど、その気持ちが垣間見える。また、騒がしい他の面々に対しても、微笑みを見せるなど、好意的な印象を持って接している。
マジックグリーンとしては風・植物をベースにした魔法を使い、日本刀、くない、手裏剣と様々な自身の武器(マジックグリーンとして創造した物)を組み合わせ、敵を退ける。
相手の急所を見抜き、素早い戦いを信条としている。
実家は茶道の家元と称していたが、実は伊賀の流れを引く由緒正しい忍者の一族。家も和風の忍者屋敷になっている。
静自身も忍術を完全に会得しており、日常や戦いの中でその能力を発揮している。
忍者であることは他の人には秘密だが、仲間である4人には最初の魔人族の襲撃の時にばれてしまった。4人には他で口外しないようにと念を押している。
仙道 彩香(せんどう・あやか)/マジックイエロー
聖華学園の議長。
学内では1・2を争うほどの秀才。知識だけでなく、アイディアにも優れ、静が集めた情報を分析し、逸早く対策を提案する役目を担っている。
といっても、運動もそこそこ出来、男性も目を見張るほどの怪力の持ち主。30Kgのダンベルなら片腕で簡単に上げてしまう。その原因は彩香自身もわからない。
性格は明瞭で誰とでも気さくに話しかける。同じく明瞭な性格を持ったまどかとは息がぴったりで行動をよく一緒にしている。
化学部の部長も兼任しており、校内の化学実験室でよく爆発を起こしている。頻度が凄く、それは学園でも有名な事柄に挙げられるほど。
マジックイエローとしては、光・影をベースにした魔法を使い、斧を使い、持ち前のパワーで敵を一蹴する。また得意の頭脳で瞬時に作戦を編み出し、仲間を勝利に導く。
実家は家電の修理業をしている。実家でも時折爆発音が聞かれることがあり、爆発は親子揃っての継承物……と周りから言われているという。
井沢 まどか(いざわ・−)/マジックピンク
聖華学園の会計……だが、彩香に助けられることが多い。生徒会も彩香の誘いで入った。
勉強・運動は全くダメで、ドジが多い。それでも優しい性格と人懐っこい性格で誰からも親しまれている。もちろん考えることも苦手で、能天気な面ではマージョレーヌと意気投合することが多い。
ただ、弓道の腕には優れており、狙った的は一撃で射抜く。弓道部で活動している時のまどかは別人のように真剣みを持った、頼もしい表情をしている。
マジックピンクとしては大地・幻惑をベースにした魔法を使い、ボウガンで後方から敵の襲撃を抑えている。弱きものを慈しむ心は誰よりも強く、その気持ちが彼女に力を与えている。さらに、運も強く、彼女をきっかけにグリーンやイエローが解決の糸口を見出すことが多い。天性は立派にマジックナイツの役割を果たしている。
実家は父が作家で母が新聞記者という文章一家。マジックナイツの存在を母に悟られ、娘である自分が正体であると気づかれないかと心配する日々を送っている。
マージョレーヌ/白麻 玲衣(しらま・れい)
白魔族白魔衆の血筋を引く魔女で、魔法議会において警護統括長として、魔法界重鎮の警護と議会の守護に携わっていた。魔力の強さは長老衆に次いだ高いものを持つ。だが、主に治癒や防御、幻術を得意とする白魔術の一族のため、実戦における攻撃魔法はそんなに強くない。
ある日、地底に封印されていた魔人族が襲来。魔法界の正規族である白魔族と黒魔族が応戦するが、計り知れないおぞましい力により、魔法界の秩序は崩壊。長老や同志たちの多くは封印され、白魔衆の長から人間界の力を頼るように進言されたため、命からがら、人間界に脱出を図った。(この白魔衆の長も直後に魔人族に封印されてしまう)
そこでなでしこたちに出会い、マジックナイツを結成し、魔人族の再封印と長老たちの救出を決意する。
元々、長老衆から許可を得ていたため、人間界に時折出入りしており、人間界に関しても詳しい。それは人間の歴史から現代の流行、若者言葉まで多岐に渡る。
普段のマージョレーヌは明るく、のんびり物事を考える性格。マジックナイツでの行動に関してはほとんどなでしこたちに任せている。困った時だけアドバイス(?)を出し、若者の成長を温かく見守っている。
人間界に脱してからは聖華学園の養護教諭に就任。(元いた先生は記憶操作で強制的に別の学校に変わってもらっている)同時に生徒会の顧問になり、名実共にマジックナイツの後見人となった。
生活は2LDKのマンションに居住。(研究など魔法で特別な行動をする場所は異次元に用意してあり、マンション内と生徒会室から移動可能)缶ビールをこよなく愛し、酔っ払い、雑魚寝することを至福に感じるだらしないお姉さん(を演じている……と本人は言っている)
〜名前の由来〜 5人の名前の頭文字を並べると……
〜マスクのデザイン〜 ESPカードをモチーフにしてみました。魔法と超能力って
接点がありそうでしたので……。


いったいどうしたの?
とても有名な 真田クロ様のサイト
『 Crooked Navel Homepage 』様にリンクさせて頂きました
真田クロ様の素敵な悪堕ちキャラを拝見して抱いた妄想イメージを xsylphyx の創作料理にこっそり混ぜ込ませて頂いたことも…ww
真田クロ様 ありがとうございました
これから宜しくお願い致します
いったいどうしたの?
なにかある きっと xsylphyx の身に何か良くないことが起こる
だって、店を放置し続けた後だってのに、連日有名なサイト様とリンクして頂けるのですよ
絶対なにかあるよ
週末はアジトから出ない 篭って新しいメニュを考えるとするか…
どこかにご馳走はねぇがぁ〜
「四神戦隊メイデン・フォース」のリーマン兄弟's 様のサイト
『 In the end 』様とリンクさせて頂きました
メイデン・フォースは xsylphyx ワクワクしながら拝見させて頂いているご馳走ですw
リーマン兄弟's 様ありがとうございました
これから宜しくお願いいたします
あうぅぅぅぅ…
ゾクゾクするような悪堕ちはありませんかぁ〜
あぁぁ…食べたい…美味しい悪堕ちが食べたいよぉ〜
誰か紹介してくだせぇ〜
『 In the end 』様とリンクさせて頂きました
メイデン・フォースは xsylphyx ワクワクしながら拝見させて頂いているご馳走ですw
リーマン兄弟's 様ありがとうございました
これから宜しくお願いいたします
あうぅぅぅぅ…
ゾクゾクするような悪堕ちはありませんかぁ〜
あぁぁ…食べたい…美味しい悪堕ちが食べたいよぉ〜
誰か紹介してくだせぇ〜
わたしの歌を聴けぇー!!
いじはち 様
お返事が遅くなり申し訳ありません
リンクありがとうございました
当店からも、いじはち 様の『いじはちの熱血最強』様にリンクさせて頂きます
これからもよろしくお願いいたします
さてっ! みなさま、ご沙汰しておりました
撮りだめしていたビデオを見てて、フッと気がついたらこんなに時間が過ぎていました(^^;
『ちょっと! 店の前で何を騒いでるのさ! そこをおどき!!』
っと言ってもらいたい、警備会社社長令嬢で美人警視庁刑事参事官さまと美人警視庁警備部参事官さまが出演されていた番組。 マングローブの胎生種子で美人警視庁警備部参事官さまがもう少しで操られる…ってお話もあり、いろいろ妄想させて頂きました。 もう一度、一話から見ようと思っています(^^;
美人警視庁警備部参事官さまは『お前の魂いただくよ!』でも活躍されていらっしゃいましたねw
冷酷残忍な魔女!! xsylphyxは参事官さま演じる魔女に、体内に蛇を入れられて無理やりシモベ?にされていたカエルの魔女さんが愛らしくて好きでしたァ〜
素敵な歌声を披露して下さる歌姫さんたちの…
えっ? そんな話はもういい?
このまま x only が消えると思ってたんだぞ?
ちょっとちょっと、わたしを誰だと思ってんの! 堕落の妖精 xsylphyx よ!! (銀河の妖精風に) www
とまァ、ずいぶん放置していましたが、生きています
まだまだ見ないといけない番組がありますので、また放置することになりますが、お暇なときは覗きに来て下さいませです
ってことで!!
悪堕ちいくよォッ! みんなァ、わたしの歌を聴けー!!
読ん でっけぇ〜〜♪
www
− 魔女 −
「トリプルアロー!!」
「「ウィー」」
全身を包み込む赤紫のボディースーツに紫のグローブとブーツ、そして黒の魔女ハットを被った魔人族魔女系魔人の戦闘員ウィッチーにマジックピンクは主装備ピンクボウを射掛けた。
「しまった、一匹射ちもらした! けど逃がさないわよ!!」
ピンクボウで射ちもらしたウィッチーの後を追い、マジックピンクは迷わず黒い霧に包まれた町の中に突入する。
「待ちなさいピンク! 聖魔方陣を仕掛けていない霧の中に入るのは危険です!!」
黒い霧の中に飛び込んだマジックピンクに、マジックレッドからの無線は届かなかった。
黒い魔力で世界支配を企む魔人族は、魔力を帯びた黒い霧で町を包み込み、そこにいるあらゆる生物を隷属に変え、勢力を拡大していた。
だが、彼らと対等の力を持つ魔法戦隊マジックナイツの出現で状況は一転、魔人族の企てはことごとく退けられていた。
昼間でも光が届かない闇。
黒い霧に包まれた町は魔人族が好む漆黒の闇に変わっている。
「ムフフフ…裏切り者マージョレーヌの手先、どう料理しようかしら」
霧の中に飛び込んだマジックピンクはこの町を包み込んでいる黒い霧の主マージョヌーラーに捕らえられ、深紅の蜘蛛の巣に磔にされていた。
「体が…思うようにうごかない…」
自分の軽率な行動を後悔しながら、マジックピンクが苦しげに声を漏らす。
「ムフフフ…この魔霧の中で人間に正気を保たせる能力。 さすが魔女属白魔衆随一の魔女マージョレーヌが創造した服ね」
マジックピンクは光沢のあるピンクのキャットスーツ風の全身スーツに、肘と膝までの白いグローブとブーツ、腰には五角形の中にピンクの五芒星が描かれたバックルと白のベルト、顔前面中央に五角形のゴーグル、額に力の源であるピンクのマジックストーンが埋め込まれたフルフェイスのヘルメットを装着したままだった。
「私をどうする気なの…殺すなら…殺す気ならひとおもいにやりなさいよ」
「ムフフフ…強がりかしら? それとも挑発? ムフフフ…ホントは怖いんでしょう?」
深紅の蜘蛛と蜘蛛の巣が描かれた艶のある漆黒のボンデージを着けた人間の女性の姿をしたマージョヌーラーの瞳が紅く染まり、真っ黒に塗られた鋭く尖った爪の先に赤黒い魔力がともった。
「イッ…イタイッ…」
マージョヌーラーが爪をマジックピンクに近づけると爪とスーツの間に黒いスパークが生じ、マジックピンクの体に苦痛を与えた。
「ムフフフ…そうそう、昔からマージョレーヌの魔力と私の魔力の波長は相性が悪くてね」
そう言いながらサディスティックに微笑むとマジックピンクの体に黒い爪を這わせた。
「ウグゥ…」
針で刺されるような痛みに耐えるマジックピンクが苦渋の声を漏らす。
「ムフフフ…こんなに痛がって可愛そうに… 自分の手先にこんな服を着せるなんて、マージョレーヌは昔から思いやりがない、嫌なヤツだったのよ」
マージョヌーラーの爪がヘルメットの額にあるマジックストーンに触れるとマジックピンクは脳を揺さぶられるような鈍痛に襲われ、ヘルメットのバイザー越しに見るマージョヌーラーの顔が歪み、意識を失いそうになった。
「ウッ…」
「ムフフフ…苦しい? 痛い? ホント、マージョレーヌは酷いヤツよね。 何も知らない非力な人間の心を魔力で支配し、操って苦しめるんだから」
「ウグゥゥ……マージョレ…ヌ…さんは…そんなこと………わたしたちに…ちからを……おまえたちと…たたかうちからを…かして…イッ…」
「ムフフフ…バカね。 そう思い込まされているって事に気付かないなんて。 いいわ、私がマージョレーヌの支配から解き放ってあげるわ。 そして私の…ムフフフ…」
「クハッ………ハァ…ハァ…ハァ…ハァ…」
マージョヌーラーの爪が離れ、苦痛から開放されたマジックピンクの首が力なく前にうなだれて、乱れた呼吸で肩が小さく上下する。
「マージョレーヌにその服を着せられたとき、どんな感じだった? とっても気持ち良かったでしょう? 何かが体の中に入ってくるような…」
マジックピンクは力を振り絞り、ゆっくりと顔を上げて答える。
「ええ…おまえたちと戦う勇気が沸いてきたわ」
妖しく微笑むマージョヌーラーは両手の指先から黒い糸のようにした魔力を出して何かを創造している。
「戦う勇気? ムフフフ…ホント、バカね。 そうやって魔力を注ぎ込まれて心を支配されたのよ。 マージョレーヌの意のままに動く人形にされたのよ」
「フフ……世界を支配しようと企んでいる、魔人族の言うことなんか…」
いまにも途切れそうな意識を必死でつなぎ止めて、バイザー越しにマージョヌーラーを睨めつけた。
「ムフフ…ムフフフ…それもそうよね。 でも、これを着けた後でも、そう言っているかしらね… ムフフフ…」
そう言い終えたマージョヌーラーの前に四本の黒い筒状の物が妖しい輝きを放ち浮いていた。
「な、なによ…それ… わたしにそれを着けろとでも… フフッ…冗談言わないでよ… おまえたち魔人族の物を身に着けたりするものですか…」
「ムフフフ…裏切り者だけどマージョレーヌは私たちの仲間、魔人族の魔女よ。 あなたがいま着ている服はマージョレーヌが作った物でしょう? ムフフフ…それにそんなことはどうだっていいの。 おまえが拒んでも…」
マージョヌーラーの前に並んだ筒が滑るように移動を開始する。
「そんなもの着けない… 着けたくないわ…」
黒い筒はマジックピンクの前まで来ると両手と両足の位置で止まり、身動き出来ないマジックピンクの指先と爪先からゆっくりと腕と足を覆い隠してゆく。
それと同時に黒い筒に覆われた部位から黒いスパークが起こり、さっきとは比べ物にならない激しい痛みに襲われたマジックピンクが上を向き精一杯背中を反らせて悲鳴を上げた。
「イッ! キャアァァァァァァァァ!!」
「ムフフフ…どうかしら? そのグローブとブーツ、気に入ってもらえたかしら?」
黒い筒、マージョヌーラーの創造した艶黒のロンググローブとブーツはマジックピンクの装備の上から腕と足を完全に覆い、彼女の体にはりつくようにフィットした。
「ウアァァァァァァァァ!!」
黒いスパークは悲鳴をあげるマジックピンクの両手足から全身に拡がってゆく。
「ムフフフ…さっき調べさせてもらったその服の魔力の波長と同じ波長の魔力でそのグローブとブーツを創造してみたのよ。 ムフフフ…波長は同じでも、わたしとマージョレーヌの魔力の性質が違うから、はじめは辛いと思うけど…」
黒いスパークは蜘蛛の巣状にマジックピンクの全身に拡がると、スーツ表面に黒いシミのようになって侵蝕しはじめていた。
それだけではない。
腰のベルトに黒いスパークが集まり、バックルとベルトをブーツと同じ艶黒に染め上げてしまった。
「ムフフフ…たとえ強力な魔力で守られていても」
「ウグゥッ…ガッ…ウアァァァァァァァァ!!」
「ムフフフ…たとえ性質の違う魔力でも、同じ波長の魔力を送り込むことができれば… ムフフフ…」
そして黒いスパークがおさまり、痛みから解放されたマジックピンクが頭を垂れて苦しそうに呼吸をする。
「グハッ…ハッ…ハッ…ハッ……わたし…まけない……なにをされても…まけないわ…ハッ…ハッ…」
「ムフフフ…それはどうかしらね」
マジックピンクのスーツの変化に満足の笑みを浮かべていたマージョヌーラーの顔が邪悪に歪み、黒いグローブとブーツ、そしてピンクのスーツに描かれた黒い蜘蛛の巣が脈動するかのように黒い輝きを放つ。
「…ハッ…ハッ……これって…はじめてスーツを装着したとき感じた………えっ……な…に……」
マージョレーヌから託されたマジックストーンから流れ込んでくる勇気を与えてくれる力とは違う、心が凍てつくような自分の全てを変えてしまうような力に、マジックピンクの心に言いようのない不安がひろがる。
「ムフフフ…もっと私の魔力を注ぎ込んであげるわ」
磔にされていたマジックピンクが開放され、纏わされた艶黒の脈動が激しさを増す。
艶黒のグローブで覆われた両手をみつめるマジックピンクは自分の中に拡がる邪悪な力と戦い震えていた。
「アッ…アァァァァ………すごい…力が…力が…あふれて…くる………ちがう…ダメ……この力は…力は…」
「ムフフフ…その力は邪悪な者からおまえを解き放つ力」
「…この力は…わたしを解き放つ…力………ちがう……ダメ…この力は…この力は……わたしを……わたしを……」
マージョヌーラーは自分の魔力を抗うマジックピンクのヘルメットで力なく輝くマジックストーンに指を伸ばすと、最後の仕上げとばかりに黒い魔力を注ぎ込んだ。
「い…いや……わたしは…わたしは…………は……」
言葉が途切れるとマジックピンクはマージョヌーラーの前に跪くように崩れ落ちた。
「フフッ……ウフフフッ……これが偉大なる魔女……マージョヌーラー様の力…」
ゆっくりと顔をあげたマジックピンクのヘルメットのバイザーが五角形から不気味な蜘蛛の形に変わり、額のマジックストーンにも長い4対の足を広げる蜘蛛のシルエットが浮かび上がっていた。
「ムフフフ…立ちなさい、マジックピンク」
「ハイ、マージョヌーラー様」
マージョヌーラーの命令に従順に従うマジックピンクはゆっくりと立ち上がると直立不動の姿勢で主からの次なる命令に備えた。
「ムフフフ…素敵になったわ。 気分はどう?」
マジックピンクの手足を覆ったグローブとブーツの艶黒は闇の中で妖しい光沢を放つ。
「ハイ、最高の気分です。 すぐにでもマージョヌーラー様のお役に立ちたいと思っています」
「ムフフフ…いい返事よ、マジックピ…いいえ、いまからおまえは私の手先ウィッチー、私の可愛いシモベ、ウィッチーピンク」
「わたしはウィッチーピンク。 マージョヌーラー様のシモベ、ウィッチーピンク」
オウム返し答えるマジックピンクの艶黒に塗りつぶされたベルトのバックルにピンクの蜘蛛が浮かび上がり、漆黒の蜘蛛の巣が描かれたスーツが鮮やかなピンクからウィッチーたちのボディースーツと同じ赤紫へと変化した。
「ムフフフ…ウィッチーピンク、早速だけど」
「ウィー! マージョヌーラー様、何なりとご命令を」
「裏切り者マージョレーヌを捕らえて来るのよ」
「ウィー!!」
いつの間にか現れたウィッチーたちと右手を高く掲げた忠誠を誓う姿勢で主からの命令に答えていた。






